建築物省エネ法では、建築物の属性、用途別に様々な計算方法が用意されています。
【非住宅用途】
・標準入力法
床面積の大きさは不問で、詳細な計算方法となります。
ZEBの申請を考える場合は、標準入力法で検討した方がよい場合が多いです。
・モデル建物法
床面積の大きさは不問で、広く活用されている簡易モデルによる計算法となります。
特にZEB等の条件がなければ、基本的には個の計算方法となります。
計算結果が高めに出る用途やセントラル空調に気を付けていれば、大体の場合で基準値をクリアすることが出来ます。
・小規模版モデル建物法
床面積が300㎡未満の小規模非住宅用に新たに開発されたより簡易な計算法となります。
【住宅用途】
・標準計算ルート
詳細な計算方法で、共同住宅の場合は、住戸ごとに計算を行います。
・仕様ルート
床面積の大きさは不問で、各部位の断熱材の性能・開口部の断熱性能等の基準を満たしているか確認していく方法となります。
・簡易計算ルート
外皮性能計算において外皮面積等を用いない簡易な計算法となります。
・モデル住宅法
戸建住宅用の新たに開発された手計算可能な簡易な計算法となります。
住宅トップランナー制度、性能向上計画認定制度、住宅性能表示制度、BELS等には使用不可となります。