2024年4月施行 省エネ性能ラベル表示制度の多段階評価

省エネ性能ラベル表示制度については前回の記事をご参照ください。
省エネ性能ラベル表示制度では、エネルギー消費量の削減率と断熱性能を、星の数等で示します。

エネルギー消費量の削減率は、星の数で示します。
再エネ設備がない住宅は、レベル4で30%以上(BEI≦0.7)、レベル3で20%以上30%未満(0.7<BEI≦0.8)、レベル2で10%以上20%未満(0.8<BEI≦0.9)、レベル1で0%以上10%未満(0.9<BEI≦1.0)、レベル0で0%未満の削減率(1.0<BEI)の削減率となります。
レベル1ごとに☆が1つつきます。

再エネ設備がある住宅および非住宅(再エネ設備に関わらず)は、レベル6で50%以上(BEI≦0.5)、レベル5で40%以上50%未満(0.5<BEI≦0.6)、レベル4で30%以上40%未満(0.6<BEI≦0.7)、レベル3で20%以上30%未満(0.7<BEI≦0.8)、レベル2で10%以上20%未満(0.8<BEI≦0.9)、レベル1で0%以上10%未満(0.9<BEI≦1.0)、レベル0で0%未満の削減率(1.0<BEI)の削減率となります。
再エネでの削減量は☆が光っているようなマークがつき、それ以外のエネルギー消費量の削減率は通常の☆(☆1つにつき10%分)がつきます。

断熱性能は住宅用途のみにつき、家の形のマークで示されます。
各地域区分の外皮平均熱貫流率の等級、冷房期の平均日射取得率の等級のうち、低い方の等級で評価となります。
外皮平均熱貫流率が等級4、冷房期の平均日射取得率が等級5の場合、低い方の等級4=レベル4(家のマークが4つ分)となります。

umeyama

umeyama

株式会社設備技研 省エネ計算担当取締役 省エネ計算に携わることで、地球温暖化対策や設計事務所様の一助となれば幸いです。

最近の記事

  • 関連記事
  • おすすめ記事
  • 特集記事
PAGE TOP